コンセプト

ご挨拶

 このページを開いていただきありがとうございます。本ページは、株式会社メルティングドッツのコンセプト、つまり、メルティングドッツが会社としてなぜこのような事業を行っているか、私たちがどの方向性を見ているかをお話しさせていただくページです。これをあえて会社紹介のページからは外し、単独で設置、しかも一番はじめに置いているのは、会社紹介のためにコンセプトを作っているのではなく、このコンセプトの実現のために会社がある、ということをお伝えしたかったからです。長文で、他の代表挨拶ほどかっこよくもなく、文に稚拙な部分も多々ありますが、ご一読いただけますと幸いです。

では、どうぞ・・・

十分に活用されていない、
ネット上での「リアルタイム」

 メルティングドッツは、インターネット上のリアルタイムな情報やコミュニケーションが、革命を起こす次のトレンドと見て日々活動しています。たとえ同じ情報でも、リアルタイムの情報とストックベースの情報とでは違った価値があります。新聞で言えば、同じ記事でも過去記事などのデータベースはストックベースの情報で、日々配信されるニュース速報はリアルタイムの情報といえます。

 しかし、現状を見ると、インターネットではストックベースの情報は検索技術の向上や関連付け等でフル活用されているのに対し、ネット上のリアルタイムの価値はまだ十分に利用されていません。

「今、この瞬間」はネットにないと思われていた

 テレビで番組開始直前に予告CMが流れて、番組をそのまま見てしまったことがある人は数多いと思われます。どうやらこの感覚がインターネットには存在しないものだと思われているようですが、メルティングドッツは、この「今」の情報を流す、「今」体験する、というインターネット上での瞬間的な接触に関しての価値を提供することに注力しています。

 ネットショッピングに関しても問い合わせに「今」返事が帰ってきたらお客さんは何倍も買いやすくなるでしょうし、コンサートやキャンペーンも「今だけ」しか参加できないからこそ価値があります。

 しかし、これまでこのようなことに興味や意識が向かなかったのも無理はありません。インターネットでは、これまで「非同期」の情報・コミュニケーションの利便性ばかりに目が向いていて、サービスも非同期であることを前提に提供されているものがほとんどだったからです。

実は双方向でもないインターネット

 一旦整理してみましょう。インターネットは双方向性のあるものだから発展した、という認識が一般的ですが、実はそうでもない、と私たちは思っています。ユーザーによっては、毎日ネットを活用していながら、一度もネット上の掲示板に書き込まず、メールも送らず、ブログも作らずに利用する人はたくさんいます。例えば私の母がそうです(笑)逆に、アプリケーションを使って世界中の人と音声で会話をしたり、趣味の合う人同士ウェブサイトでコミュニケーションをとったりして楽しむ人もいます。

 前者のユーザーは、インターネットを情報源、図書館的に活用している人たち、それに対して後者はインターネットをバーなどの社交場と認識している人たち。もちろんアクセスするサイトによってどちらの立場になるかは変化するわけですが、ウェブサイトは図書館的に情報を集めるユーザーが多く訪れる情報型と、社交場的にウェブサイトを活用する人が集まるコミュニティ型に分けられます。

 コミュニティとは人が集まってできあがるものですが、現状のウェブの仕組みでは人同士はネット上で会うことができません。しかしインターネット上であれだけ活発にコメントを残しあう状況を見ていると、会って話す、という行為は本質的に求められていると思うのです。

時間差をポジティブに捉えた非同期型コミュニケーション

 現状では時間差を前提としたコミュニケーションを利用したサービスが多く作られています。Facebook,mixi,価格com,アマゾン、ヤフーオークションなどは、ユーザーコミュニティからコメントや評価、入札が投稿され、コンテンツを蓄積しています。ユーザー側は、自分の都合のいい活動時間に自分のアクションをおこない、また相手も自分の都合のいい時間でアクションをする、時間差の中で他のユーザーとコミュニケーションをとっています。

 それでも「今」「一緒に」という願望は高いようで、コメントをつけられるニコニコ動画や米国twitterなどでのサービスが近年登場しています。これらのサービスは、「今」に限りなく近い「ちょい時間差」サービスと言えるでしょう。

ネットではリスクなく、情報ベースの相手と「会う」ことができるはず

 人同士のコミュニケーションなのだから、会えないことを前提に考えるのはもったいない、というのが私たちの想いです。もしその時間、たまたま知り合いと会えたなら、思わず話しかけてしまう。そんな環境がインターネットにもあったら楽しいと思いませんか。価格com、食べログ、OKWaveなどのユーザー投稿型コミュニティサイトでは、情報とそこにコンテンツを投稿するコミュニティの両方が共存しています。

 前述した図書館型ユーザーはここで情報(たとえばおいしいレストランのクチコミ)を見ても、それを情報としか捉えず、その背景に人がいて、その情報をわざわざ投稿していることをあまり意識しません。そこに人がいてこそ成り立っているサービスなのに、なぜ意識できないのか?それは「相手が見えないから」であると私たちは見ています。(脱線話-敵キャラ顔なし論)そこに相手がいると認識できれば、感謝することも、質問することもできます。いつも情報を見ている相手とその場で会って話すことができたら、これまで情報源としてみていたユーザーも情報への接触の仕方が変化するでしょう。併せて社交場的に利用していたユーザーも、時間差のみのコミュニケーションから、時間差とリアルタイムの両方を活用する新しいコミュニケーションをとることができるようになります。

相手がいて、自分がいる、という「プレゼンス」の意識

 インターネット上でコミュニケーションをおこなう場合、たとえ本名でなくても、誰と話しているかを理解し特定する要素と、当たり前ですがコミュニケーションをとる機能が必要になります。たとえばmixiなどではニックネームや写真で相手を特定し、日記やコメント機能でコミュニケーションをとります。誰かと誰かの会話、というコミュニケーションの場はお互いを認識してはじめて成り立ちます。

 現実では相手の顔と言葉で判断できますが、ネットではそれが無いため、相手と自分が存在しているという認識(プレゼンス)をはっきり持つことがより重要となってきます。これは非同期型、同期型のコミュニケーションにおいて共通ですが、私たちはネット上のリアルタイムコミュニケーションには相手と自分というプレゼンスを表現できる「アバター」という存在が必須であると考えています。

リアルタイムも、ストックベースも
ネット内で完結する社会

 メルティングドッツは、アバターをベースに、これまで非同期型コミュニケーションベースで活動をしてきたサービスに対し、新たにリアルタイム型コミュニケーションサービスを提供します。中継とニュース、会議と議事録、コンサートとDVDのように、同期型、非同期型のサービスはそれぞれ相互補完的な価値があります。

 インターネットはこれまで、現実の世界(つまり同期型)のサービスや体験を補完する非同期型サービスとして発展してきました。しかし、インターネットが普及した今、現実を介せず、インターネットの中から始まるコミュニケーションや社会がいくつも登場しています。この時代では、インターネット内で同期型と非同期型の両方の価値を生み出していく必要性があります。

 弊社のサービスは、ウェブサイトで場を共有し、その場でリアルタイムコミュニケーションを生み出す、ウェブリン(weblin.com)や、没入型の体験が可能なセカンドライフ(secondlife.com)等のバーチャルワールドプロモーションを主軸に、様々なサービスをご提案いたします。

 インターネットの発展が、より良い時代を作るように、メルティングドッツは時代の最前線に立ち、信じる未来を自らの手で実現してまいります。

株式会社メルティングドッツ
代表取締役社長 浅枝 大志

脱線トーク

 見ている側は意外と意識しませんが、映画やゲーム、漫画にでてくるいわゆる雑魚キャラは「顔」がほとんど描写されません。仮面ライダーのショッカー、いわゆる帝国兵などレジスタンス型主人公キャラが倒す兵士たち、(ファイナルファンタジー、メタルギアソリッド)など多数の例があります。個人的に印象的なシーンとしては、風の谷のナウシカの風の谷を襲う兵士たちを、ナウシカが殺しまくるシーンがあるのですが、これも全員ヘルメットとゴーグルをつけていて、顔がわかりません。

 これには、映画を見ている人たちに兵士たちに対して感情を持たせないことを意図して作られています。もし映画のシーンで殺される兵士がヘルメットを脱いでいて、「俺、このあと帰ったら結婚するんだ・・・」なんてシーンがあったらこの兵士を殺すナウシカのことを許せなくなってしまうでしょう。これと同じで、インターネット上でも顔、相手の背景が見えないと、このナウシカに殺される兵士程度の感情しか持つことができないのです。
もし、「ネットでも顔が見れるコミュニケーション」であったなら、近年、社会問題化している「ネットでの接点を発端にした事件」の何パーセントかは、最初から避けられたのかもしれません。
そして何より、コンピュータじゃないのに、本当はうしろに人がいるのに、実際に情報を教えてくれているのに。もったいないと思いませんか?

 ぜひ映画を見る際は、主人公に倒される兵士たちを思い出してあげてください。面白いほど顔が描写されていないことに気づくはずです。以上、脱線話でした。

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